株価指数先物【昼】 年初来高値更新で目先的な達成感や過熱感

市況
2023年11月20日 12時05分

日経225先物は11時30分時点、前日比40円安の3万3560円(-0.11%)前後で推移。寄り付きは3万3480円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3530円)にサヤ寄せする格好から、利食い優勢で始まった。その後寄り付きを安値にリバウンド基調が強まり、一気に3万3870円まで上げ幅を広げ、6月19日に付けた年初来高値3万3710円を突破した。ただし、その後は目先的な達成感や過熱感などから持ち高調整の流れとなり、終盤にかけて下落に転じた。

日経225先物は、利食い先行で始まったが、その後のリバウンドで年初来高値を更新しており、ショートカバーを誘う格好となった。ボリンジャーバンドの+2σを一時上回ってきたことから、過熱感が警戒され、ショートカバーが一巡した後は、ロングの持ち高調整の動きが強まったようだ。いったんは達成感が意識されるものの、3万3500円処での底堅さがみられるようだと、再びショートカバーを誘う動きが意識されそうだ。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.07倍に上昇し、200日移動平均線水準を上回ってきた。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]やファーストリテイリング <9983> [東証P]が日経平均型をけん引しているが、値がさハイテク株が小安く推移するなか、200日線水準での攻防になろう。

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