21日の株式相場見通し=強弱観対立、米株高は追い風も円高が重荷

市況
2023年11月21日 7時57分

21日の東京株式市場は強弱観対立のなかも日経平均株価は強含みで推移する可能性が高そうだ。前日は朝方に上昇し7月につけた高値を更新し33年8カ月ぶりの高値圏に浮上したが、その後は利益確定の売りに押され下げに転じた。目先高値警戒感が意識されるものの、下値では押し目買い意欲が旺盛だ。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに次第高の展開で、ダウ構成銘柄のマイクロソフト<MSFT>が大きく買われたことなどが全体指数の押し上げ要因となっている。また、米長期金利の低下を背景にハイテク株の上昇が顕著となり、ナスダック指数の上昇率が相対的に目立つ。これを受けて東京市場でも投資家のセンチメントが強気に傾きそうだ。ただ、日経平均の上値は重いとみられる。外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが活発で、1ドル=148円台前半まで円高に振れており、これが輸出セクター中心に上値を押さえる要因となりやすい。また、日本時間あす早朝にFOMC議事要旨の開示を控えており、その結果を見極めたいとの思惑も様子見ムードにつながる可能性がある。

20日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比203ドル76セント高の3万5151ドル04セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同159.053ポイント高の1万4284.534だった。

日程面では、きょうは20年物国債の入札、10月の食品スーパー売上高など。海外では10月の米中古住宅販売件数、FOMC議事要旨など。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.