ベスト・バイが決算受け下落 クリスマス商戦を控える中で冴えない見通しを示す=米国株個別
(NY時間09:51)
ベスト・バイ<BBY> 65.49(-2.62 -3.85%)
家電量販店のベスト・バイ<BBY>が下落。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高が予想以上の減収となったほか、売上高も予想を下回った。1株利益は予想を上回っている。ガイダンスも公表し、クリスマス商戦の第4四半期の既存店売上高は減収を見込み、予想も下回る見通しを示した。また、通期の既存店売上高の見通しも下方修正した。
消費者の需要にばらつきがあるとし、今週はブラックフライデーのホリデー商戦が開幕する中で、慎重な見通しを示した格好。小売業の他社同様に裁量支出の減少を反映させている。
(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:-6.9%(予想:-5.7%)
米国:-7.3%(予想:-6.0%)
海外:-1.9%(予想:-4.2%)
・1株利益(調整後):1.29ドル(予想:1.18ドル)
・売上高:97.6億ドル(予想:99.0億ドル)
米国:90.0億ドル(予想:91.5億ドル)
・粗利益率:22.9%(予想:22.9%)
(11-1月・第4四半期見通し)
・既存店売上高:-3~-7%(予想:-1.1%)
(通期見通し)
・既存店売上高:-6.0~-7.5%(従来:-4.5~-6.0%)(予想:-5.2%)
・1株利益(調整後):6.00~6.30ドル(従来:6.00~6.40ドル)(予想:6.19ドル)
・売上高:431~437億ドル(従来:438~445億ドル)(予想:441.6億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美