東京株式(前引け)=反発、欧米株軟調も朝安後は押し目買い優勢に
22日前引けの日経平均株価は前営業日比205円87銭高の3万3560円01銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は6億716万株、売買代金概算は1兆6256億円。値上がり銘柄数は1196、対して値下がり銘柄数は406、変わらずは57銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株安を受け朝方は日経平均が安く始まったが、押し目買いニーズは活発で売り一巡後はプラス圏に浮上、前場取引後半は一段高となり前引けは200円以上の上昇で着地した。前日のFOMC議事要旨は追加の金融引き締めの可能性を示唆する内容であったものの、米長期金利の低下基調は今後中期的に続くとの見方が支配的となり押し目買いを誘導している。半導体関連セクターでは利食われる銘柄が目立ったものの、紙パや非鉄、鉄鋼、建設といったバリュー株の一群が買われ全体相場を押し上げた。値上がり銘柄数が全体の7割強を占めている。
個別ではファーストリテイリング<9983>が高く、キーエンス<6861>も堅調。川崎汽船<9107>、JT<2914>なども上昇した。トヨタ自動車<7203>も頑強。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。アイスタイル<3660>、フタバ産業<7241>などが大幅高に買われ、I-PEX<6640>、アダストリア<2685>も値を飛ばした。半面、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>は利益確定売りに押された。ソシオネクスト<6526>も安い。メルカリ<4385>は大きく値を下げた。エアトリ<6191>が急落、シャープ<6753>も下値を探る展開に。