24日の株式相場見通し=続伸、欧米株高の流れ引き継ぎ新高値が視野に
24日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い優勢の展開となり、日経平均株価は続伸し3万3000円台後半に歩を進めることが予想される。祝日を挟み休場明けとなる東京市場だが、感謝祭による休場前の米国株市場でNYダウが184ドル高、ナスダック総合株価指数が65ポイント高といずれも上昇したことや、前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて高かったことを受け、東京市場もリスク選好の地合いが続く公算が大きい。日経平均は7月3日につけた年初来高値3万3753円(終値ベース)を視野に入れる場面も考えられる。ここ円高方向に揺り戻しのあったドル・円相場が再び1ドル=149円台半ばまで円安に振れていることも輸出セクター中心に買い安心感につながりそうだ。ただ、きょうは週末要因も考慮され買い一巡後は様子見ムードが広がる可能性もある。朝方取引開始前に総務省から発表される10月の全国消費者物価指数(CPI)の結果が全体相場に影響を与えるケースも考えられる。また、取引時間中は米株価指数先物の動向などに左右されそうだ。
日程面では、きょうは10月の全国CPI、10月の全国百貨店売上高など。また、海外では11月の独Ifo企業景況感指数、11月の米購買担当者景気指数(S&Pグローバル調査・速報値)など。