注目銘柄ダイジェスト(前場):ショクブン、ミナトHD、日シス技術など

市況
2023年11月24日 11時51分

富山第一銀行<7184>:846円(-31円)

続落。第2四半期報告書が提出されているが、23年3月末段階で第5位株主だった井村俊哉氏が上位10株主に名を連ねていないことが明らかになっている。23年3月末には所有株式数1420千株で2.21%の保有比率であったが、今回は第10位株主の所有株数が960千株の状況となっている。井村氏の株式保有が思惑材料視されていた面も強かったことで、保有株売却観測が売り材料につながる形へ。

ショクブン<9969>:330円(+80円)

急伸でストップ高。不二家と冷凍自動販売機分野での業務提携を発表。同社は今期より冷凍食品の自販機設置に着手しており、順次設置先を開拓してきている。今回の提携では、不二家が展開している冷凍スイーツ自販機の中京および関西地域への拡大にあたり、同社が自販機の販売・補充・メンテを行うことになるもよう、また、宅食事業において不二家の冷凍スイーツなどの販売取り扱いも開始する。業容拡大につながるとの期待が先行へ。

ミナトHD<6862>:1429円(+185円)

大幅続伸。台湾のDediProg Technologyと資本業務提携を行うと発表している。同社が第三者割当増資を引き受け、12%の大株主となるもよう。Dediprog社は半導体デバイスプログラマ、オートハンドラ、ICソケットなどを開発・製造するほか、ROM書込みサービスなども行い、同分野では欧米やアジア市場で在感を示しているようだ。取扱製品の拡充による業容拡大への期待が先行する展開となっている。

日シス技術<4323>:2533円(+163円)

大幅続伸。株主優待制度の導入、並びに、記念優待の実施を発表している。3月末の300株以上保有の株主は、オリジナルギフトから商品を選択することができるようになるもよう。300株以上500株未満の株主は3000円相当分を、500株以上は7000円相当分を選択できるようだ。保有期間によって金額相当分が上昇する形にも。なお、24年3月末の100株以上の株主に対しては、創立50周年記念としてクオカード1000円分も贈呈する予定。

三菱重<7011>:8805円(+510円)

大幅続伸。一昨日に防衛事業説明会が開催されている。防衛力整備計画における7つの重視分野は全てが同社の正面装備品に関連するとコメントしているようだ。また、24年3月期における防衛・宇宙セグメントの受注高は1.6兆円規模に拡大、来年度も1兆円を超える規模の受注が見込めるとしているもよう。事業利益率の水準も防衛省の支援策で上昇が想定されるなど、防衛関連分野の拡大期待が再燃する形になっている。

ラクオリア創薬<4579>:819円(+27円)

大幅に3日ぶり反発。韓国のHKイノエン社を通じてライセンスした胃酸分泌抑制剤「tegoprazan」について、サブライセンス先の中国Luoxin社が十二指腸潰瘍治療薬としての製造販売承認を中国当局から得たと発表している。びらん性胃食道逆流症に続く中国での適応拡大となる。Tegoprazanは、ラクオリア創薬が創出したカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)と呼ばれる新しい作用機序の胃酸分泌抑制剤。

note<5243>:539円(+32円)

大幅に反発。100%子会社としてnote AI creative(東京都千代田区)を設立し、新たな事業を開始すると発表している。AI領域での事業展開に取り組む。具体的には、大規模言語モデルなどを活用したコンテンツ分類、モデレーション、リコメンドなどのメディア運営にまつわる基盤システムや、創作をサポートするツール群、業務効率化にまつわるツール群を開発するという。事業開始は12月8日の予定。

トランスG<2342>:278円(+25円)

大幅に反発。30万株(1.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.78%。取得期間は24日から24年3月22日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行に加え、株主還元策の一環と説明している。自社株買いが素直に好感されていることに加え、このところ株価が下げ止まってきたことも買いを後押ししているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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