話題株ピックアップ【夕刊】(3):ショクブン、テクニスコ、ミナトHD

注目
2023年11月24日 15時19分

■ショクブン <9969>  330円  +80 円 (+32.0%) ストップ高   本日終値

ショクブン<9969>は商い伴い急騰。祝日前22日の取引終了後、不二家<2211>と冷凍自動販売機分野で業務提携すると発表した。今後の業容拡大への期待から買いを集めた。不二家が冷凍スイーツ自動販売機「FUJIYA CAKE’s STAND」を中京や関西地域で設置拡大するにあたり、ショクブンが同販売機の設置・運用を担う。また、ショクブンの宅食事業で不二家の冷凍スイーツなどの販売取り扱いを始める。

■テクニスコ <2962>  873円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値

テクニスコ<2962>は物色人気加速で連日のストップ高。今年7月26日に東証スタンダード市場に新規上場した直近IPO銘柄で、ヒートシンク(放熱板)製品の製造販売を手掛けるが、同商品が高出力半導体レーザー向けやパワー半導体向けで旺盛な需要を捉えていることから、半導体関連中小型の出世株候補として光が当たった。株価は今月15日に24年6月期第1四半期決算を嫌気されマドを開けて売られたが、足もとでは、そのマドを完全に埋めきり一段の上値を指向している。

■ミナトホールディングス <6862>  1,410円  +166 円 (+13.3%)  本日終値

ミナトホールディングス<6862>は5連騰で新値街道を突き進む展開。産業用メモリーモジュールを主力展開し、半導体関連の中小型株人気の先駆として物色人気が加速している。時価は2006年2月以来約17年9カ月ぶりの高値圏に浮上しているが、時価総額は前営業日終値換算で100億円を下回るなど低い水準で一段の上値余地に期待した買いが続いている。そうしたなか、22日取引終了後、半導体デバイスプログラマなどの開発・製造を手掛ける台湾のDediProg Technologyと資本・業務提携することを発表、これによる業容拡大効果を見込む形で投資資金が攻勢を強めている。

■トランスジェニック <2342>  281円  +28 円 (+11.1%)  本日終値

トランスジェニック<2342>が急反発した。前営業日の22日の取引終了後、取得総数30万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.78%)、取得総額1億円を上限とする自社株買いを実施すると発表し、材料視されたようだ。取得期間は11月24日から2024年3月22日。

■EAJ <6063>  780円  +71 円 (+10.0%) 一時ストップ高   本日終値

日本エマージェンシーアシスタンス<6063>は一時ストップ高。午後1時ごろ、主要株主の異動を発表した。大株主のヴァンタークルーズヘルスサービスインク(バハマ)と吉田幸子氏から、保有株式の一部を徐志敏氏に対して市場外の相対取引で譲渡するとの連絡を受けたという。異動後、徐氏は議決権ベースで11.83%を握る筆頭株主となる。ヴァンタークルーズヘルスサービスインクは11.31%から7.31%へ、吉田氏は10.53%から1.49%へ議決権保有割合が低下する見通し。受渡完了日は30日の予定。これが材料視され買われたようだ。

■スパイダープラス <4192>  660円  +43 円 (+7.0%)  本日終値

スパイダープラス<4192>が大幅反発。正午ごろ、ベトナムのハノイ市に子会社を設立すると発表しており、好材料視された。同社は今年からベトナムを注力国として位置づけ、5月にはベトナム語でのユーザーサポートとオンボーディング(導入した顧客に対して研修や個社サポートを施す取り組みのこと)を開始している。大手日系建設会社での導入が着実に進んでいるとみられることから、事業進捗やシェア拡大のポテンシャルなどを総合的に勘案し、現地に販売子会社を設立することが、東南アジアでの早期のシェア拡大につながると見込み、子会社を設立することにしたという。なお、事業開始は24年4月を予定している。

■ダイケン <5900>  834円  +54 円 (+6.9%)  本日終値

ダイケン<5900>やアルファCo<3434>など宅配ボックス関連株の一角が買われた。24日付の日本経済新聞朝刊が「国土交通省は中古マンションで宅配ボックスを設置する費用を補助する方針だ」と報じた。記事によると、マンションの規模や賃貸・分譲かを問わず1棟につき50万円を上限に出すとし、2023年度中の実施を目指すという。これを受け、住宅建材中堅のダイケンや自動車ロックシステム大手のアルファCoなど、宅配ボックスを手掛ける銘柄に思惑的な物色が向かっている。宅配ロッカーシステム「Quist(クイスト)」を展開する産業機械メーカーのFUJI<6134>も高い。

■ザインエレクトロニクス <6769>  885円  +57 円 (+6.9%)  本日終値

ザインエレクトロニクス<6769>が大幅高。半導体のファブレスメーカーとして草分け的な存在であり、特定用途向け半導体を自社ブランドで独自開発し、その高度な技術力が評価されている。東京市場では半導体関連の中小型株が草刈り場となっている状態で、ニッチトップの実力を有する同社株にマーケットの視線が向いている。今月初旬に23年12月期の業績予想の下方修正を発表し、営業損益は7700万円の赤字見通しとなったが、これを受けて株価はいったん下押したものの、すぐに悪材料出尽くし的な動きで浮上に転じた。今期の営業赤字は一過性で同社が推進する中期経営戦略のもと、24年12月期以降は成長トレンドへの復帰が濃厚との読みが働いている。下方修正発表同日に上限15万株の自社株買いを発表していることも、株価底入れを助長する形となった。

■トーヨーアサノ <5271>  1,949円  +124 円 (+6.8%)  本日終値

トーヨーアサノ<5271>が高い。祝日前22日の取引終了後、株主優待制度を拡充すると発表。優待の対象となる保有株数を500株以上から300株以上に引き下げる。また、保有株数に応じて受け取れる優待内容について、これまでは静岡県沼津市近郊産の商品だったが、これを静岡県沼津市近郊産の商品または体験とした。同時に、名古屋証券取引所メイン市場へ上場申請することを決定したと発表した。より多くの人に向けて会社の認知度向上を図ることや、接点を増やす機会を設け継続的な対話機会の拡充を図ることが目的。今回の上場申請が承認された場合、同社は現在上場している東証スタンダード市場との重複上場となる。

■寺岡製作所 <4987>  631円  +40 円 (+6.8%)  本日終値

寺岡製作所<4987>が5日ぶりに反発。旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が22日の取引終了後に関東財務局に提出した変更報告書で、シティインデックスの寺岡製株の保有割合が7.14%から8.71%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこととしている、なお、報告義務発生日は11月15日となっている。

●ストップ高銘柄

アーキテクツ <6085>  679円  +100 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値

ジオコード <7357>  693円  +100 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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