ダウ平均は小幅続伸、ハイテク関連やや弱くナスダックは小幅マイナス圏=米国株概況
ダウ平均は小幅続伸、ハイテク関連やや弱くナスダックは小幅マイナス圏=米国株概況
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅続伸。終値はダウ工業株30種平均が117.12ドル高の3万5390.15ドル、ナスダック総合指数が15.00安の1万4250.86、S&P500が2.72高の4559.34。
昨日の感謝祭の休場明けとなった金曜日の米国市場。ブラックフライデーということで例年通り参加者がかなり少なくなっており、閑散とした展開となった。小幅続伸で始まったダウ平均は、上げ幅を少し広げる展開となったが、ハイテク関連に売りが入ったこともあり、一時上げ幅を縮小。ただ引けにかけては買いが入り、午前の高値に近い117ドル高で引けている。
ダウ平均30銘柄中27銘柄がプラス圏と幅広い銘柄に買いが入っていた。新興ハイテクの売りに押され、アップル、マイクロソフトが小幅ながらマイナス圏。ナイキもマイナス圏となった。その他銘柄はすべてプラス圏ではあるが、値幅は小さいものにとどまった。上昇率が1%を超えたのは、ディズニーとジョンソン・エンド・ジョンソンだけとなっている。
ハイテク関連の売りが目立ったことで、ナスダックは小幅ながらマイナス圏となった。
GAFA関連では昨日に続いてエヌビディアが冴えない展開、アルファベットも売りが出ていた。
個別銘柄で目立ったところでは、ロボット掃除機ルンバを製造するアイロボットが、アマゾンによる買収計画についてEU当局が無条件承認を行う見込みとの関係者筋情報がロイターで報じられたことから、時間外からの大幅上昇を維持。終値で39%高となっている。アマゾンはほぼ横ばい。
ビットコインが直近高値を超え、2022年5月以来の高値圏を付けたことで仮想通貨関連の買いも目立っており、クリーンスパークが14.8%の大幅高となった。コインベースが5.8%高、マラソンデジタルが4.5%高、ライオットプラットフォームズが3.6%高など軒並みの上昇を見せた。
火曜日の決算発表後いったん売られたものの、水曜日の米国市場で持ち直してプラス圏となったHP<HPQ>は、小幅高で始まったものの、買いが続かず、ほぼ横ばい。
Cleanspark Inc<CLSK> 5.58(+0.72 +14.81%)
マラソン・デジタル・ホールディングス<MARA> 11.41(+0.49 +4.49%)
ライオット・プラットフォームズ<RIOT> 12.02(+0.42 +3.62%)
コインベース・グローバル<COIN> 115.54(+6.29 +5.76%)
アイロボット<IRBT> 41.48(+11.66 +39.08%)
HP<HPQ> 28.64(-0.02 -0.07%)
アップル<AAPL> 189.97(-1.34 -0.70%)
マイクロソフト<MSFT> 377.43(-0.42 -0.11%)
アマゾン<AMZN> 146.74(+0.03 +0.02%)
アルファベットC<GOOG> 138.22(-1.80 -1.29%)
エヌビディア<NVDA> 477.76(-9.40 -1.93%)
ナイキ<NKE> 107.64(-0.28 -0.26%)
ディズニー<DIS> 96.06(+0.99 +1.04%)
J&J<JNJ> 152.50(+1.68 +1.11%)