シティ・トレンズが決算受け大幅安　通期のＥＢＩＴＤＡ見通しを下方修正＝米国株個別

（NY時間14:18）

シティ・トレンズ<CTRN>　22.70（-3.69　-13.98%）

アパレル販売のシティ・トレンズ<CTRN>が大幅安。取引開始前に８－１０月期決算（第３四半期）を発表し、売上高が予想を下回ったほか、１株損益の赤字も予想以上に膨らんだ。ＥＢＩＴＤＡも予想外の赤字となった。ガイダンスも公表し、通期のＥＢＩＴＤＡの見通しを下方修正している。

マクエンＣＥＯは声明で「第３四半期の売上高はマクロ経済の厳しい状況が続いていることから予想以上の影響を受けた。主な顧客である低所得層が生活費上昇に対応するため、より厳選し、必要なものだけを購入するようになっている」と述べた。「四半期を通じて季節外れの暖かさに見舞われたこともさらに影響した」とも語った。

（８－１０月・第３四半期）

・既存店売上高：-6.2％

・1株損益（調整後）：-0.56ドル（予想：-0.13ドル）

・売上高：1.79億ドル（予想：1.88億ドル）

・粗利益率（調整後）：38.2％（予想：39.1％）

・EBITDA（調整後）：-226万ドル（予想：+436万ドル）

（１１－１月・第４四半期見通し）

・売上高：0～1桁台前半

・EBITDA（調整後）：900～1500万ドル

（通期見通し）

・売上高：1桁台半ばの減少

・粗利益率（調整後）：30％台後半

・EBITDA（調整後）：100～700万ドル（従来：500～2000万ドル）

【企業概要】

米国の主にアフリカ系アメリカ人と多文化家族向けに、アパレル・アクセサリー・家庭用品等を低価格で提供する。都市部・郊外・農村部の屋外コミュニティショッピングセンター内に店舗を設置し、スポーツウェア・アウターウェア・バッグ・美容製品・食品や、その他の商品をワンストップで提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美