アテクトはストップ高、半導体保護資材のグローバルニッチトップで見直し人気
アテクト<4241>はカイ気配スタートで4日ぶり急反騰。株式需給面で売り物が枯れた状態にあり、一気に切り返す展開でストップ高に買われる場面があった。半導体保護資材(スペーサーテープ)で世界シェア約7割というグローバルニッチトップ企業で、中期的な成長期待が強い。半導体市況底入れの動きが観測されるなか見直し人気に沸いている。24年3月期業績は営業利益段階で前期比9%減の1億6000万円を予想しているが、上期(23年4~9月)段階で前年同期比33%増の1億2700万円と大幅な伸びを確保、対通期進捗率も約8割に達していることで上振れ期待も根強い。また、25年3月期以降に業績向上が加速する可能性もあり、時価総額30億円は評価不足顕著とみた投資資金の流入を誘っているようだ。