話題株ピックアップ【夕刊】(1):インフォR、霞ヶ関C、豊田織

注目
2023年11月29日 15時13分

■INFORICH <9338>  4,940円  +425 円 (+9.4%)  本日終値

INFORICH<9338>が大幅高で7日ぶりに反発。この日、ダイドードリンコ(大阪市北区)の自動販売機に「ChargeSPOT」が搭載された自動販売機モデルを、京浜急行電鉄<9006>、西武鉄道(埼玉県所沢市)の駅構内に順次設置すると発表しており、好材料視された。「ChargeSPOT」の自販機モデルは、富士電機<6504>との共同による取り組みで、既存の自動販売機のスペースを活用するため、新たなスペースを確保する必要がないのが特徴。そのため、駅や商業施設など既存の場所に充電インフラを付加する際には、コンパクトな自販機モデルは適しているとしており、今後も持続可能な充電インフラの拡充と駅の利用者の利便性向上を目指し自動販売機モデルを拡大していく予定という。

■霞ヶ関キャピタル <3498>  9,190円  +770 円 (+9.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位

霞ヶ関キャピタル<3498>が反発。28日の取引終了後、ドバイ子会社が取得したアラブ首長国連邦(ドバイ)の案件について、2件を売却決済したと発表しており、好材料視された。売却先及び売却価格は非開示。なお、24年8月期業績予想には織り込み済みとしている。

■豊田自動織機 <6201>  13,035円  +750 円 (+6.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位

豊田自動織機<6201>が3日ぶりに大幅反発した。28日の大引け直前にロイター通信が、トヨタ自動車<7203>など複数のトヨタグループ企業が、保有するデンソー<6902>株を売却する方向で調整していることが分かったと報じた。トヨタのほか、豊田自動織機<6201>とアイシン<7259>も保有株の一部を売却するという。豊田織に対しては、資本効率の向上につながると期待した前日大引け直前からの買いがきょうも続いた。アイシン<7259>も底堅く推移する。報道によると、合計でデンソー株の約10%を売却し、トヨタの放出分はこのうち半分弱という。売り出し総額は7000億円規模。月内にもデンソーは売り出しを決議するとともに、株式の需給を抑えるために自社株買いも行うとしている。デンソーは28日の取引終了後、報道について「当社が公表したものではない」としたうえで、「株式の売り出し及び自己株式取得など株主政策や資本政策の検討を行っている」とのコメントを開示。公表すべき事実について決定した場合は、速やかに公表する方針を示した。

■JTOWER <4485>  5,630円  +310 円 (+5.8%)  本日終値

JTOWER<4485>が5日ぶりに急反発した。米ブルームバーグ通信が29日、三井物産<8031>が主導するコンソーシアムに日本電信電話<9432>傘下のNTTドコモが加わり、マレーシアの通信会社アシアタ・グループのタワー部門の株式過半数取得を目指していると報じた。コンソーシアムにはJTOWERも参加しているといい、今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。報道によると、コンソーシアムはアシアタ・グループ傘下のエドトコ・グループの新株を約7億5000万ドルで購入することを申し出ているという。マレーシアの政府系ファンドなどが所有する発行済みのエドトコ株の取得にもコンソーシアムは関心を示しているとし、新株と発行済み株式の両方を含めると、コンソーシアムの購入規模は約15億ドルに相当。持ち株比率が50%を超える可能性があるという。

■フィックスターズ <3687>  1,351円  +74 円 (+5.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位

フィックスターズ<3687>が急伸。前日はひと押し入れたものの、押し目買いが厚くきょうは1300円台半ばまで株価水準を切り上げてきた。顧客企業のソフトウェア高速化事業を主力展開しており、旺盛なデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を開拓し業績は絶好調に推移、24年9月期営業利益は前期比10%増の23億円予想と3期連続の過去最高利益更新が濃厚だ。富士通<6702>とはスーパーコンピューター分野で協働するほか、次世代コンピューティングの要となる量子コンピューター分野でも先駆的存在。これらはAI技術の成長発展とも密接に関わるだけにマーケットの視線は熱い。デジタル庁が28日、政府クラウド(ガバメントクラウド)の提供事業者にさくらインターネット<3778>を追加することを発表、これを受けさくらネットは連日のストップ高に買われる人気となっており、高度なクラウドサービスを展開するFスターズにはその連想も働いているもようだ。自動運転分野にも入念に布石を打っており、次世代成長産業に重点を置いた経営戦略に期待する買いが波状的に続いている。

■バイセル <7685>  3,180円  +170 円 (+5.7%)  本日終値

BuySell Technologies<7685>は6連騰。28日の取引終了後、情報開示の拡充を図るため月次情報の提供を開始すると発表しており、積極的なIR姿勢が評価されている。また、同時に発表した10月の月次情報では、出張訪問買取事業の仕入高が前年同月比5%増、グループ店舗買取事業・その他買取事業が同36%増になった。出張訪問数は2万8604件(同15%増)で、会社側によると通期計画26万1100件に対して順調としており、10月の出張訪問数に占める再訪(リピート)比率は約4.2%と、22年平均の2.3%から向上しているという。

■オプティマスグループ <9268>  2,748円  +121 円 (+4.6%)  本日終値

オプティマスグループ<9268>が4日続伸。28日の取引終了後、自動車取引のオンライン広告サイトを運営するニュージーランドのオート・トレーダー・メディア・グループ(オークランド市)の株式の51%をニュージーランド子会社を通じて取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。今回の子会社化は、グループ顧客であるディーラーの販売促進の支援など既存事業との高いシナジーが見込まれるほか、エンドユーザー向け事業を含めグループの新たな事業プラットフォームとしても寄与すると判断したという。株式取得日は12月1日の予定で、取得価額は非開示。なお、同件による24年3月期業績への影響は、現時点では軽微としている。

■ワークマン <7564>  4,570円  +200 円 (+4.6%)  本日終値

ワークマン<7564>が大幅高で3連騰。外国為替市場でドル円相場は一時1ドル=146円60銭台まで軟化した。米国で早期利下げ観測が広がり、米金利が低下したことを受け、日米金利差の縮小に着目したドル売り・円買いの流れが加速した。ワークマンに対しては、円高の進行により輸入コスト負担が軽減されるとの見方が広がり、売り持ち高を解消する目的の買いが誘発されたようだ。円高メリット関連と位置付けられる銘柄群では、神戸物産<3038>、ニトリホールディングス<9843>、セリア<2782>などが堅調に推移している。

■日本紙パルプ商事 <8032>  4,910円  +145 円 (+3.0%)  本日終値

日本紙パルプ商事<8032>が高い。28日の取引終了後、155万株(自己株式を除く発行済み株数の11.16%)、または73億8575万円を上限に、29日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。大規模な自社株買い発表を好感した買いが入っている。買い付け価格は28日終値の4765円。なお、東証の自己株式立会外買付取引情報によると、紙パル商は29日に買い付けを実施。買い付け数量155万株に対し、約定数量は140万2000株となっている。

■ヤーマン <6630>  1,076円  +21 円 (+2.0%)  本日終値

ヤーマン<6630>が続伸。28日の取引終了後、装着するだけでLEDによる美肌ケアが全顔ムラなく行える「ブルーグリーンマスク」を「YA-MAN the store GINZA」できょうから先行発売すると発表しており、好材料視された。「ブルーグリーンマスク」は、近年世界的に人気が高まっているLED美容において、ケアのポイントとなる均一にLEDを照射することに注目。異なる出力のLEDを高密度に適切な位置に配置することで、顔のすみずみまで均一な照射を可能にしたのが特徴。また、マスク型美顔器の代名詞ともなった「メディリフト」シリーズのマスク開発の知見を生かし、マスクを密着させながらも光源からの距離を一定に保つために柔軟なシリコーンゴムを使用し肌へ密着させながら、マスク内部にマスクの変形に追従するシリコーンゴム製の柱を設けた「密着3D層構造」を採用し、顔・首全体をまんべんなくケアできるようにしたとしている。

⇒⇒[告知]最高5万円が当たる! 「株探アンケート」を実施中

⇒⇒「株探」では、【調査! 24年の日本株戦略】を実施しています。

⇒⇒アンケートにご回答いただいた方から、抽選で「QUOカード」を1名の方に5万円分、25名の方に1万円分を差し上げます。

⇒⇒※アンケートのご回答はこちらからお願いします。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.