ネットアップが決算受け大幅高 業績見通しが改善=米国株個別
(NY時間09:34)
ネットアップ<NTAP> 88.84(+10.73 +13.74%)
ストレージ・データ管理ソリューションを提供するネットアップ<NTAP>が大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を上回った。ハイブリッド・クラウド部門が好調だった。ガイダンスも公表し、予想を上回る1株利益の見通しを示している。
今回の業績見通しの改善は、同社が依然として厳しい環境下にある中で、売上増が下半期も続く可能性を示唆している。これは25年度に向けた回復の前兆との指摘も出ている。ハイブリッド・クラウド部門の売上減が緩やかになっており、第3四半期には増加に転じる可能性もある。オールフラッシュ・アレイ製品「Cシリーズ」の好調がけん引役となっているが、最悪期は脱した可能性があるという。
(8-10月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.58ドル(予想:1.39ドル)
・売上高:15.6億ドル(予想:15.3億ドル)
ハイブリッド・クラウド:14.1億ドル(予想:13.7億ドル)
・粗利益率(調整後):72.0%(予想:70.1%)
(11-1月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.64~1.74ドル(予想:1.53ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):6.05~6.25ドル(従来:5.65~5.85ドル)(予想:5.73ドル)
【企業概要】
ストレージ・データ管理ソリューションを提供し、専用ハードウェアやソフトウェア、サービスで構成されるストレージ・ソリューションにより、オープン・ネットワーク環境におけるストレージ管理を世界中の企業、政府機関、大学向けに提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美