クラウドストライクが決算受け上昇 厳しい環境下でも好業績を達成=米国株個別
(NY時間09:41)
クラウドストライク<CRWD> 223.76(+11.41 +5.37%)
サイバーセキュリティのクラウドストライク<CRWD>が上昇。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスでも概ね予想を上回る見通しを示している。若干ではあるが、通期の売上高見通しを引き上げている。
アナリストからも「厳しいマクロ環境にもかかわらず、第3四半期に好調な業績を達成した。一方、顧客はより広範な同社のプラットフォームに統合しつつある」と述べていた。ログ管理とIDアドオン製品のバンドルが同社をけん引してきたが、企業がセキュリティ・プロバイダーを統合していく中で、SASEへのエクスポージャーの欠如がクローズアップされる可能性は留意される。
(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.82ドル(予想:0.74ドル)
・売上高:7.86億ドル(予想:7.77億ドル)
サブスク:7.33億ドル(予想:7.34億ドル)
プロフェッショナル・サービス:5260万ドル(予想:4380万ドル)
・年ベース経常収益(ARR):31.5億ドル(予想:31.4億ドル)
新規ARR純増:2.23億ドル(予想:2.12億ドル)
(11-1月・第4四半期見通し)
・売上高:8.37~8.40億ドル(予想:8.37億ドル)
・1株利益(調整後):0.81~0.82ドル(予想:0.78ドル)
(通期見通し)
・売上高:30.5億ドル(従来:30.3~30.4億ドル)(予想:30.4億ドル)
・1株利益(調整後):2.95~2.96ドル(予想:2.83ドル)
【企業概要】
米国内外の企業向けに、エンドポイント保護のためのクラウドセキュリティ・ソリューションをSaaSサブスクリプションベースで提供する。次世代ウイルス対策・EDR・デバイス制御モジュールに、機械学習と高度な動作技術を組み合わせ、マルウェア等の攻撃から保護する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美