伊藤園が3日ぶり大幅反落、今期最終益を過去最高予想に修正もいったん好材料出尽くし
伊藤園<2593>が3日ぶりに大幅反落した。29日の取引終了後、24年4月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高の見通しを4400億円から4500億円(前期比4.2%増)、最終利益の見通しを135億円から147億円(同14.1%増)に引き上げた。今期の最終利益は過去最高となる見込みとなったが、いったん好材料出尽くしと受け止めた売りが優勢となったようだ。
国内外での行動制限の解除に伴う人流の増加や、インバウンドの回復による需要が想定を上回った。製品構成の変化や生産・物流の効率化も寄与する。あわせて同社は第1種優先株式を対象とする自社株買いの実施と、ドイツとベトナムにおける子会社の設立を発表した。