注目銘柄ダイジェスト(前場):伊藤園、ACCESS、AVILENなど

市況
2023年11月30日 11時51分

アドバンテス<6857>:4634円(+147円)

大幅反発。本日は半導体関連が高安まちまちの中で、相対的に強い動きが目立っている。前日にメモリテスタの技術説明会を開催しており、評価材料につながっているようだ。AI関連向けのHBMに関心が高まっている中、今期は200億円程度がHBM向けと試算しているようだ。また、今後の成長率として、年49%程度の年成長率が2年程度は継続する見込みとしている。業績牽引役としての期待があらためて高まる形にも。

デンソー<6902>:2310円(+12円)

続伸。トヨタなど3社による2億5637万3400株の売出、並びに、オーバーアロットメントによる上限3845万5900株の売出を実施すると発表。売出価格は12月13日から18日までに決定。一方、発行済み株式数の4.17%にあたる1億2500万株を上限とする自社株買い、並びに、豊田自動織機とアイシンの株式一部売却方針を発表している。売出による需給悪化懸念はすでに織り込まれており、政策保有株売却による資産効率化を評価の流れにも。

トーヨーカネツ<6369>:3765円(+190円)

大幅反発。業績予想の修正、並びに配当予想の引き上げを発表している。24年3月期通期営業利益は従来予想の33億円から28億円、前期比12.1%増に下方修正。新設タンク案件の受注見込みのずれや、みらい創生事業のM&A展開の鈍化などが影響のもよう。一方、投資有価証券の売却益計上によって、純利益は24億円から28億円に上方修正しており、年間配当金も従来計画の150円から180円に引き上げ。プラス材料視される形に。

伊藤園<2593>:4499円(-381円)

大幅反落。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の125億円から170億円、前年同期比50.0%増に、通期では210億円から232億円、前期比18.4%増に引き上げている。人流の増加やインバウンド回復などで需要回復が想定以上となっているもよう。ただ、第1四半期は99.9億円で前年同期比66.5%増と大幅増益であったことから、大幅上振れ決算にサプライズは乏しいもよう。出尽くし感が先行する展開に。

ACCESS<4813>:730円(-97円)

大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、累計営業損益は15.7億円の赤字となっており、8-10月期も4.4億円の赤字となっている。引き続きネットワーク事業の赤字継続が続く状況となっている。通期予想は5億円の黒字を据え置いているものの、下振れ懸念が一段と強まる形のようだ。なお、売上高に関しても第3四半期累計では前年同期比12.8%増にとどまり、通期予想の前期比18.7%増に対して下振れ推移に。

AVILEN<5591>:2401円(+166円)

大幅に続伸。組織開発サービス「ChatGPTアイデアソン」の運営を通じ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の三菱UFJ銀行に対して生成AI活用による業務改革を支援したと発表している。ChatGPTを活用した将来の業務イメージの具体化に加え、ChatGPTに関する研修機会を提供した。ChatGPTアイデアソンは、生成AIを活用した業務プロセスの改革やAI活用人材の育成を支援するコンペティション形式のサービス。

バリューC<9238>:2304円(+5円)

反発。アズーム<3496>と業務提携すると発表している。バリュークリエーションがアズームへ土地活用希望の顧客を紹介するほか、アズームからバリュークリエーションの解体費用見積もりサービス「解体の窓口」加盟の解体業者向けに一時駐車場を紹介するなど営業面で協力する。また、アズームの空き家ポータル「空き家ナビ」とのサイト提携のほか、解体案件や解体業者を互いに紹介する。

MDNT<2370>:49円(+1円)

反発。大阪大学と共同で出願した「糖鎖修飾改変T細胞」に関する特許が日本で成立したと発表している。従来の培養法で得られるT細胞と比較して、がん細胞傷害活性の向上やNK細胞様の特徴を有する。さらに、がん細胞の分泌する物質による免疫機能低下を回避することができるため、がんに対する免疫細胞治療の効果の向上が見込まれるとしている。

《ST》

提供:フィスコ

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