スノーフレークが決算受け上昇 過去6四半期で最高の業績との指摘=米国株個別
(NY時間09:59)
スノーフレーク<SNOW> 187.66(+12.34 +7.04%)
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が上昇。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、重要な指標である進行中の残存履行義務は予想範囲内となっていた。
ガイダンスも公表し、第4四半期の製品売上高の見通しが予想を上回ったほか、通期についても予想を若干上回る見通しを示した。スルートマンCEOは「マクロ環境が概ね安定化するなかでの好業績を反映させた」としている。
アナリストは過去6四半期で最高の業績と称し、他のアナリストも業績に安定化の兆しが見えると指摘した。「製品売上高ベースで過去6四半期で最高の業績を達成した。クラウド最適化の逆風は和らぎつつあり、新規プロジェクトで若干の回復の兆しが見られている」と述べている。
(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.25ドル(予想:0.16ドル)
・売上高:7.34億ドル(予想:7.14億ドル)
製品:6.98億ドル(予想:6.75億ドル)
プロフェッショナル・サービス、その他:0.36億ドル(予想:0.38億ドル)
・売上継続率:135%(予想:131%)
・進行中の残存履行義務:37.0億ドル(予想:37.2億ドル)
(11-1月・第4四半期見通し)
・製品売上高:7.16~7.21億ドル(予想:7.02億ドル)
(通期見通し)
・製品売上高:26.5億ドル(従来:26.0億ドル)(予想:26.1億ドル)
【企業概要】
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美