11月30日のNY為替概況

市況
2023年12月1日 5時10分

30日のニューヨーク外為市場でドル・円は147円25銭まで下落後、148円51銭まで上昇し、引けた。

米10月コアPCE価格指数の伸びが想定通り鈍化し21年4月来で最低となったほか失業保険申請件数の増加で労働市場の減速も証明され、利上げ終了が正当化されるとの見方にいったんドル売りが優勢となった。しかし、11月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想外に50を回復し昨年5月来で最高となると金利上昇でドルの買い戻しが加速。月末の実需買いも強まったと見られる。

ユーロ・ドルは1.0949ドルまで上昇後、1.0884ドルへ反落し、引けた。

ユーロ圏11月消費者物価コア指数速報値が予想以上に鈍化し、欧州中央銀行(ECB)の4月の利下げ開始をすでに織り込みユーロ売り材料となった。

ユーロ・円は161円15銭から161円94銭のレンジで上下した。

ポンド・ドルは1.2678ドルへ強含んだのち1.2604ドルまで反落。

英中銀のグリーンMPC委員のタカ派発言を受けたポンド買いが下支えとなった。

ドル・スイスは0.8771フランへ上昇後、0.8685フランまで下落した。

【経済指標】

・米・先週分新規失業保険申請件数:21.8万件(予想:21.8万件、前回:21.1万件←20.9万件)

・米・失業保険継続受給者数:192.7万人(予想:186.5万人、前回:184.1万人←184.0万人)

・米・10月コアPCE価格指数:前年比+3.5%(予想:+3.5%、9月:+3.7%)

・米・10月個人所得:前月比+0.2%(予想:+0.2%、9月:+0.4%←+0.3%)

・米・10月個人消費支出(PCE):前月比+0.2%(予想:+0.2%、9月:+0.7%)

・米・10月中古住宅販売成約指数:前月比‐1.5%(予想:-2.0%、9月:+1.1%)

・米・11月シカゴ購買部協会景気指数:55.8(予想:46.0、10月:44.0)

《KY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.