UiPathが決算受け大幅高 ARR、収益性ともに上昇=米国株個別
(NY時間09:37)
UiPath<PATH> 22.89(+3.13 +15.84%)
ロボット処理による自動化ソフトウエア開発のUiPath<PATH>が大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ライセンスの売上が堅調だった。年間ベース経常収益(ARR)も若干ではあるが予想を上回っている。ガイダンスも公表しており、第4四半期のARRの見通しが予想を上回っていた。来年の安定成長への期待を示す。
アナリストは「第3四半期の数字は好調で売上高、ARR、収益性ともに上昇した。同社は自動化のリーダーであり、生成AIと特化型AIを組み合わせたアプローチにより、生成AIへの注目から恩恵を受けるはずだ」と述べている。
(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.12ドル(予想:0.07ドル)
・売上高:3.26億ドル(予想:3.16億ドル)
サブスク:1.67億ドル(予想:1.68億ドル)
ライセンス:1.48億ドル(予想:1.36億ドル)
・粗利益率(調整後):87.0%(予想:84.4%)
・年間ベース経常収益(ARR):13.8億ドル(予想:13.6億ドル)
・FCF:4400万ドル(予想:3330万ドル)
(11-1月・第4四半期見通し)
・売上高:3.81~3.86億ドル(予想:3.83億ドル)
・年間ベース経常収益(ARR):14.5~14.6億ドル(予想:14.3億ドル)
【企業概要】
ロボティックプロセスオートメーション(RPA)を実行する自動化プラットフォームを開発する。RPAの開発プラットフォームUiPath Studio、構築プロセスを実行するロボットUiPath Robots、ロボットの活動を追跡記録するUiPath Orchestratorを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美