11月のISM製造業景気指数に市場が敏感に反応
*ISM製造業景気指数(11月)0:00
結果 46.7
予想 47.6 前回 46.7
新規受注 48.3(45.5)
生産 48.5(50.4)
雇用 45.8(46.8)
入荷遅延 46.2(47.7)
在庫 44.8(43.3)
仕入価格 49.9(45.1)
輸出 46.0(49.4)
()は前回
日本時間0時に11月のISM製造業景気指数が発表され、46.7と前回と同水準となったが、予想は下回った。生産が再び50を割り込み、雇用も再び低下傾向を見せ、米経済の減速を示唆する内容となっている。
ただ、市場はかなり敏感に反応しており、為替市場ではドル売りが強まり、ドル円が147円台半ばまで一気に下落しているほか、米株式市場ではダウ平均が上げ幅を広げている。米国債利回りも下げに転じる動き。
13カ月連続で50を下回り、縮小領域での推移が続いているが、これはITバブルが崩壊して景気後退が始まって以来の最長となっている。新規受注も15カ月に渡って50を下回っているが、これは1981年から1982年にかけてFRBが積極利上げを行った時以来の長さだという。
発表元のフィオーレ委員長は「需要が引き続き軟調で、生産は10月と比較して若干低下した。製造業は生産、投入、そしてより積極的な人件費の管理を続けている」と述べた。
NY株式1日(NY時間10:20)
ダウ平均 36021.18(+70.29 +0.20%)
ナスダック 14180.95(-45.27 -0.32%)
CME日経平均先物 33315(大証終比:-105 -0.31%)
米国債利回り(NY時間10:20)
2年債 4.629(-0.051)
10年債 4.293(-0.033)
30年債 4.473(-0.020)
期待インフレ率 2.240(-0.010)
※期待インフレ率は10年債で算出
USD/JPY 147.44
EUR/USD 1.0854
GBP/USD 1.2641
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美