クミアイ化が大幅続落、海外向け畑作用除草剤が予想下回り23年10月期営業利益は計画下振れ
クミアイ化学工業<4996>が大幅続落している。前週末1日の取引終了後、集計中の23年10月期連結業績について、売上高が従来予想の1690億円から1612億円(前の期比10.9%増)へ、営業利益が171億円から139億円(同9.7%増)へ下振れて着地したようだと発表しており、嫌気されている。
海外向けの畑作用除草剤「アクシーブ」について、一部地域での在庫適正化による出荷減少とジェネリック対策による価格対応などにより、売上高・利益が予想を下回ったことが要因としている。なお、持ち分法による投資利益の一過性要因(税還付認識)などにより、純利益は167億円から179億円(同9.6%増)へ上振れたとしている。