エヌピーシーは大幅高で強力な上昇波動継続、米大手を主要顧客に業績変化率際立つ
エヌ・ピー・シー<6255>が全般軟調地合いに抗して一時6%高に買われる人気となった。前週末まで3日続落と調整を入れていたが、10月27日をターニングポイントとした上昇トレンドにおいて下値支持ラインをキープ、きょうは改めて買いを呼び込む形となった。きょうは日経平均株価が軟調ながら、小型株へのピンポイント物色が利いており、その象徴である東証グロース市場指数は1%を超える上昇をみせている。グロース市場に上場するエヌピーシーは同指数をリードする形でここまで株価水準を切り上げてきたが、きょうは改めて投資資金の攻勢に拍車をかける形となった。米国を中心に太陽電池製造装置を販売するが、主要顧客は薄膜太陽電池モジュール世界トップクラスの米ファースト・ソーラー<FSLR>であり、エヌピーシーの技術力の高さを証明している。23年8月期は大幅増収効果で営業利益は前の期比57%増の9億7600万円と急拡大を果たした。続く24年8月期も営業利益は前期比62%増の15億8400万円予想と伸びが加速する見込み。