米大手証券のアナリスト、米銀行株は割安と指摘=米国株
米大手証券のアナリストが来年の展望の中で、安定した金利がリスクを低下させる中で、米銀行株は割安だと指摘している。しかし、前向きになるにはクレジットと金利、そして、大手銀に対する規制について、より明確化が必要だとも述べている。
利下げや管理可能なクレジット環境についてより確信が得られれば、銀行株のマルチプルは急速に上昇する可能性があるが、高い確信を持つのは時期尚早だとしている。
同アナリストは大手・中堅の米銀行について株価が割安であること、そして、利ざやへの圧力が緩和していることから、ネガティブからポジティブにバイアスを移しているという。
投資判断が「買い」の米大手銀の中で最も確信度が高いのは、JPモルガン<JPM>、ウェルズ・ファーゴ<WFC>、リージョンズ・フィナンシャル<RF>の3行だという。中堅では、M&Tバンク<MTB>、イースト・ウェスト<EWBC>、ハンティントン・バンクシェアーズ<HBAN>、ウェブスター<WBS>を挙げている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美