イスラエル、ガザで攻撃拡大 米高官らは安全維持にもっと取り組むよう求める
イスラエルはガザ南部への軍事作戦を拡大しており、ハマスが使用する武器庫など約２００カ所を標的に攻撃を加え、ガザ南部は空爆に見舞われた。ハマスの保健当局によれば、ガザでの死者数は約１万５５００人。米高官らはイスラエルに対し、パレスチナ人の安全維持にもっと取り組むよう求めている。
オースティン米国防長官は先週、「市街戦では民間人を守らない限り勝てないというのが教訓だ」と述べた。さらに「こうした戦いの犠牲者は一般市民だ。民間人を敵の砲火の下へ追い込めば、戦術的勝利は戦略的敗北に変わる」と言明した。また、ハリス副大統領も「イスラエルがガザで軍事目的を遂行する際には罪のない市民を守ることに一段と取り組む必要があると考えている」と語った。
イスラエルとハマスの戦闘再開は、地上攻撃に伴う犠牲者の規模や中東全域への戦闘拡大および域内不安定化への懸念を高めている。
