NY株式:NYダウは41ドル安、ハイテクが重し
米国株式市場は反落。ダウ平均は41.06ドル安の36,204.44ドル、ナスダックは119.54ポイント安の14,185.50で取引を終了した。
高値からの利食い売りに押され、寄り付き後、下落。さらに、長期金利が再び上昇に転じたためハイテクが売られ、相場の重しとなった。終日軟調に推移し、終盤にかけて金利の上昇が一段落すると下げ幅を縮小し終了。セクター別では運輸や不動産が上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落した。
配車サービスのウーバー・テクノロジーズ(UBER)はS&Pダウ・ジョーンズが同社をS&P500種株価指数の構成銘柄として採用すると発表し、上昇。航空会社のハワイアン・ホールディングス(HA)は同業アラスカ・エア・グループ(ALK)が19億ドル規模で同社を買収すると発表し、上昇した。一方、アラスカ・エア(ALK)はアナリストが投資判断を引き下げ、下落。音楽配信のスポティファイ(SPOT)は最高経営責任者(CEO)が効率化を目指し全従業員の約17%を削減すると発表し、買われた。
自動車メーカーのゼネラル・モーターズ(GM)やオンラインの中古車販売プラットフォーム運営のカーバナ(CVNA)はアナリストの投資判断引上げで、上昇。ヨガアパレルのルルレモン(LULU)はアナリストの投資判断引き下げで、下落。また、ソーシャルメディアのフェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)は規制当局への届け出で、ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の信託基金や慈善事業、政治的な寄付を行う団体が11月に保有株の一部を売却したことが明らかになり、下落した。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は13.70と、11月28日来の高水準に達した。
《ST》