HPCシスは7%超高で4か月ぶり2000円台回復、エヌビディア関連としても注目
HPCシステムズ<6597>が全般下げ相場のなか大幅続伸。前日は15%高と値を飛ばしたが、きょうも目先筋の売り物をこなし一時7%を超える上昇で8月中旬以来約4カ月ぶりに2000円大台を回復した。科学技術用高性能コンピューターの開発・販売やソリューション事業を展開し、ビッグデータや人工知能(AI)分野で先行、スーパーコンピューターや次世代コンピューティングの目玉である量子コンピューター分野でも豊富な知見を有している。富士通<6702>とスパコンで連携するが、民間企業だけでなく官公庁との取引実績も厚く、国策関連の一角として活躍期待が大きい。また、前日には米エヌビディア<NVDA>のジェンスン・ファンCEOが来日し、首相官邸で岸田文雄首相と面会した。生成AI向けで爆発的な需要が発生しているGPUをできる限り供給してもらえるように首相が要請したことが伝わった。そうしたなか、HPCシスはエヌビディアの最上位パートナー企業であることから、エヌビディア関連としても注目度を高めているようだ。