西武HDなど電鉄株が堅調、円高一服とインバウンド需要の根強い期待で買い戻し
西武ホールディングス<9024>やJR東日本<9020>、富士急行<9010>など電鉄株が堅調。地合い悪のなか東証業種別指数の「陸運業」はプラス圏で推移する。外国為替市場でドル円相場は足もと1ドル=147円台前半と、ドル安・円高の進行に一服感が出ている。円安基調の継続によるインバウンド需要の押し上げ効果が期待されるなか、5日に総務省が発表した11月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値)で、「宿泊料」は前年同月比62.5%の上昇となり、10月(42.6%)から伸び率は高まった。旺盛な宿泊需要を裏付ける結果となっており、ホテル関連を含む事業環境への前向きな見方を広げたようだ。JR東海<9022>や京浜急行電鉄<9006>なども堅調に推移する。