ダウ先物は軟調 これまでの上昇を見直す動き=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:49)(日本時間22:49)
ダウ先物 36174(-94.00 -0.26%)
S&P500 4562.00(-14.50 -0.32%)
ナスダック100先物 15800.75(-68.25 -0.43%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも軟調な推移を見せており、本日は続落して始まりそうだ。今週に入って米株式市場はこれまでの上昇を見直す動きが出ている。
11月相場の急速な上昇から過熱感も指摘されているほか、市場が熱望している来年の利下げ期待も若干行き過ぎとの見方も多い。ただ、いまのところ下押す動きまではなく、クリスマスラリーへの期待は根強いようだ。
本日はISM非製造業景気指数と米求人件数が公表され、市場のボラティリティを高める可能性がある。しかし、市場は明日のADP雇用統計と金曜日の米雇用統計に備えるために様子見のスタンスを続けるのではとの指摘も出ている。
前日はIT・ハイテク株主導で下落していたが、「IT・ハイテク株には高い成長性と収益性の見通しがある一方、米金融政策への不透明感がリスクになっている」との指摘も出ている。
ゲーム開発のテイクツー・インタラクティブ<TTWO>が時間外で下落。同社のロックスター・ゲームス部門がビデオゲーム「グランド・セフト・オート(GTA)VI」の最初のトレーラーを公開した。ただ、同タイトルの発売予定を2025年としているだけで正確な発売日が不明なことに市場は失望している模様。
ネット証券のロビンフッド<HOOD>が時間外で上昇。11月の仮想通貨の取引量が10月よりも約75%上回ったと発表したことが材料視されている。
ドラックストアや医療保険管理などを手掛ける総合ヘルスケア大手のCVSヘルス<CVS>が時間外で上昇。取引開始前に通期のガイダンスも公表しており、2024年度の売上高見通しが3660億ドル以上と予想を上回ったことが好感されている。
(NY時間08:49)(日本時間22:49)時間外
CVSヘルス<CVS> 69.81(+1.33 +1.94%)
ロビンフッド<HOOD> 9.86(+0.31 +3.25%)
テイクツー・インタラクティブ<TTWO> 153.45(-4.11 -2.61%)
アップル<AAPL> 190.05(+0.62 +0.33%)
マイクロソフト<MSFT> 367.79(-1.35 -0.37%)
アマゾン<AMZN> 143.98(-0.86 -0.59%)
アルファベット<GOOG> 130.14(-0.49 -0.38%)
テスラ<TSLA> 234.07(-1.51 -0.64%)
メタ・プラットフォームズ<META> 318.25(-1.77 -0.55%)
AMD<AMD> 118.05(-0.52 -0.44%)
エヌビディア<NVDA> 452.51(-2.59 -0.57%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美