今日の為替市場ポイント:米長期金利低下でドル買い拡大の可能性低い

通貨
2023年12月6日 8時17分

5日のドル・円は、東京市場では147円38銭から146円75銭まで下落。欧米市場では146円57銭から147円39銭まで反発し、147円20銭で取引終了。本日6日のドル・円は主に147円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の低下を意識してリスク選好的なドル買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

米供給管理協会(ISM)が12月5日発表した11月非製造業景況指数は52.7で市場予想を上回った。10月実績との比較で改善したが、新規受注指数は伸び悩んだ。価格指数は低下した。雇用指数は10月実績を上回っており、強弱まちまちの内容だった。雇用についてISMは、「雇用主によると通常の自然減で従業員が減少しているが、これらのポジションを補充するのに問題が生じている」と指摘している。この結果を受けてドルはややしっかりとなった。なお、今週8日に発表される11月雇用統計は全米自動車労働組合(UAW)のストライキの影響が消えるため、非農業部門雇用者数は10月実績を上回る見込みだが、平均時給の伸びが10月実績を上回った場合、米株価指数は弱含み、ドルは底堅い動きとなる可能性がある。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.