ジーエヌアイが後場一時7.6%高、23年12月期業績予想を上方修正
ジーエヌアイグループ<2160>が後場急伸し一時、前日比230円(7.6%)高の3275円に買われる場面があった。午後2時ごろ、23年12月期の連結業績予想について、売上高を262億6700万円から263億円(前期比51.0%増)へ、営業利益を72億8000万円から157億4400万円(同11.4倍)へ、純利益を20億500万円から89億7100万円(同23.1倍)へ上方修正したことが好感されている。
昨年12月に、連結子会社の北京コンチネントを米カタリスト・バイオサイエンシズ(CBIO、現ジャイア・セラピューティクス<GYRE>)の連結子会社にするとともに、CBIOをジーエヌアイの連結子会社化すると発表。ジーエヌアイグループの保有するF351の中国以外の権利を譲渡するとともに、取引の譲渡対価としてCBIOの普通株式及び優先株式を受領したが、これまで普通株式で受領した分のみその他の収益に計上していた。今年10月に全取引が完了し、優先株式全てが普通株式に変換されることから、それに伴う収益をその他の収益として計上することが要因としている。