話題株ピックアップ【夕刊】(3):UBE、Rフィールド、すかいらーく

注目
2023年12月6日 15時21分

■UBE <4208>  2,316.5円  +35 円 (+1.5%)  本日終値

UBE<4208>が4日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は5日、同社株のレーティングの「オーバーウエート」と目標株価3300円を継続した。今期の業績予想は減額修正したが、ナイロンの原料となるカプロラクタムは最悪期を脱したとみられることを評価している。24年3月期の予想連結営業利益は300億円から170億円(前期比4.9%増)に見直された。樹脂・化成品セグメントの不振などが響く。ただ、カプロラクタムのスプレッドは第2四半期(7~9月)がボトムとなり、足もとに向けて回復傾向にあるとみている。また、中期的には機能品セグメントや樹脂・化成品セグメントに含まれるファインケミカルの拡大は続くことを評価している。

■ロック・フィールド <2910>  1,589円  +17 円 (+1.1%)  本日終値

ロック・フィールド<2910>が4日ぶりに反発。5日の取引終了後に発表した第2四半期累計(5~10月)連結決算が、売上高251億700万円(前年同期比2.9%増)、営業利益8億4000万円(同20.0%増)、純利益5億6800万円(同24.3%増)と大幅増益となったことが好感された。原材料高は継続しているものの、価格改定効果や高付加価値メニューの商品開発・提案を行ったことが奏功した。なお、24年4月期通期業績予想は、売上高519億5000万円(前期比4.0%増)、営業利益21億6000万円(同43.9%増)、純利益14億7200万円(同36.5%増)の従来見通しを据え置いている。

■すかいらーく <3197>  2,228円  +23 円 (+1.0%)  本日終値

すかいらーくホールディングス<3197>が続伸。5日の取引終了後に発表した11月度の売上高(速報値)で、既存店売上高が前年同月比13.8%増と2ケタ増となり、20カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。主要ブランドでメニュー改定を実施したことが寄与した。なかでもガストでは、16日にコスパ重視の新グランドメニューの提供を開始し、お値打ち商品の選択肢を増やしたことで皿数が増え、客数・客単価とも増加したという。なお、全店売上高は同12.2%増だった。

■GSユアサ <6674>  2,178円  +12 円 (+0.6%)  本日終値

ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>が小幅安。この日、先月20日に発表した公募増資の受渡日を迎えた。発行価格は2072円で決まっており、株価は2160円前後で推移していることから公募・売り出しに応じた投資家は利益が乗っている格好だ。このため、この日は利益確定売りに押された様子だ。

■トモニホールディングス <8600>  397円  -80 円 (-16.8%) ストップ安   本日終値  東証プライム 下落率トップ

トモニホールディングス<8600>は急落。5日の取引終了後、公募増資を決議したと発表した。1株利益の希薄化や株式需給の悪化を懸念した売りが優勢となったようだ。同社は新たに2800万株を発行。売り出し価格は12月13日から18日までのいずれかの日に決める。あわせてオーバーアロットメントによる最大420万株の売り出しも予定。発行済み株式総数は最大で約19.7%増加する。手取り概算で最大約145億5700万円を調達し、中小企業向け貸出金など運転資金に充当する。

■ジンズホールディングス <3046>  4,490円  -180 円 (-3.9%)  本日終値  東証プライム 下落率4位

ジンズホールディングス<3046>が続落。5日の取引終了後に発表した11月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高は前年同月比2.3%増と10カ月連続で前年実績を上回ったものの、9月の同9.4%増、10月の同12.1%増から伸び率が大幅に縮小しており、伸び率鈍化を警戒した売りが出たようだ。11月は、前年のコラボ企画の反動があったものの、世界最高水準屈折率の両面非球面レンズ「JINS 極薄レンズ」をはじめとしたオプションレンズの装着率が上昇したことなどが寄与した。

■ジェイ・イー・ティ <6228>  6,840円  -200 円 (-2.8%)  本日終値

ジェイ・イー・ティ<6228>が続落。東京証券取引所が5日の取引終了後、同社株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を6日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする臨時措置を実施すると発表。また、日本証券金融も貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を6日売買分から50%(同20%)にすると発表した。これらの発表を受けて、信用取引による取引負担の増加により、個人投資家からの資金流入が細るとの警戒感から売られたようだ。

■窪田製薬HD <4596>  105円  +30 円 (+40.0%) ストップ高   本日終値

窪田製薬ホールディングス<4596>が高い。6日、米国の子会社であるクボタビジョン・インクが開発する遠隔眼科医療用網膜モニタリング機器「eyeMO」に関し、インド企業のAUROLAB社と基本合意書を締結したと発表。インドやパキスタンをはじめ中東やアジア、アフリカ市場の一部で、低価格化した「eyeMO」の商業化に向け、AUROLAB社は製品開発・製造・販売に関するライセンスを独占的に取得する。あわせて窪田製薬HDは、中外製薬<4519>が資金提供を予定する特定臨床研究に向けて、IQVIAサービシーズジャパン(東京都港区)とeyeMOにおけるベンダー契約を締結したとも公表。今後の事業への好影響を期待した買いが入ったようだ。

■ミナトホールディングス <6862>  1,513円  +177 円 (+13.3%)  本日終値

ミナトホールディングス<6862>は大陽線を形成、約2週間ぶりに年初来高値を更新した。時価は2006年1月以来17年11カ月ぶりの高値圏を走っている。産業用メモリーモジュールを主力とし、デジタルデバイスのほかシステムソリューションなども手掛けるが、半導体関連の中小型株人気を象徴する形で11月中旬に上放れた。その後もファンド筋とみられる大口の実需買いが観測されるなか株価の居どころを大きく変えている。11月24日に1471円の高値を形成した後は、利益確定売り圧力が顕在化し調整を入れたが、株価は下押しても陽線が多く、旺盛な押し目買い需要を反映していた。

■ストライダーズ <9816>  230円  +17 円 (+8.0%)  本日終値

ストライダーズ<9816>が急騰。5日の取引終了後、上限を10万株(発行済み株数の1.20%)、または3000万円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は12月6日から来年12月5日まで。最近の株式市場の状況や、同社の株価動向などを総合的に勘案し、資本効率の向上を図るためとしている。

●ストップ高銘柄

ユーワCHD <7615>  209円  +50 円 (+31.5%) ストップ高   本日終値

WASHハウス <6537>  510円  +80 円 (+18.6%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

ピクセラ <6731>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値

など、2銘柄

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