株価指数先物【昼】 日米金利差を狙ったポジションのリバランスが強まる
日経225先物は11時30分時点、前日比560円安の3万2890円(-1.67%)前後で推移。寄り付きは3万3170円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3160円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。直後に付けた3万3180円を高値に下へのバイアスが強まり、中盤にかけての下げで節目の3万3000円を割り込むと、終盤には一時3万2860円まで下落幅を広げた。
日経225先物は、節目の3万3000円および25日移動平均線を再び割り込んできたことから、ヘッジ対応のショートの動きが強まった。また米長期金利が低下傾向を継続する一方で、国内においては日銀のマイナス金利解除への思惑も高まっており、日米金利差を狙ったポジションのリバランスが強まったとの見方がされている。12月限の先物オプション特別清算指数(メジャーSQ)を控えるなかでのヘッジ対応の動きが中心ながら、早期に25日線辺りを回復できないと、前日の安値水準が意識されやすいだろう。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.96倍に低下した。朝方は14.03倍まで上昇する場面も見られたが、その後の低下によって25日線を下回ってきた。
株探ニュース