C3・aiが決算受け下落 通期の営業赤字が予想以上の拡大見込む=米国株個別
(NY時間09:40)(日本時間23:40)
C3・ai<AI> 26.36(-2.80 -9.60%)
人工知能(AI)のC3・ai<AI>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、売上高が予想を下回ったものの、1株損益の赤字は予想ほど膨らまなかった。
ただ、株価はネガティブな反応を見せている。ガイダンスを嫌気している模様で、通期の売上高見通しは予想範囲内だったものの、第3四半期の売上高は予想を下回る見通しを示した。通期の営業損益の赤字も予想以上の拡大を見込んでいる。
アナリストからは「予想を下回る売上高の見通しは、同社がAIの恩恵実現に時間がかかっていることを示唆している。また、収益性の修正はAIの機会を確保するために投資が増加していることを反映している」との評価が聞かれた。
(8-10月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-0.13ドル(予想:-0.18ドル)
・売上高:7320万ドル(予想:7430万ドル)
サブスク:6640万ドル(予想:6430万ドル)
(11-1月・第3四半期見通し)
・売上高:7400万~7850万ドル(予想:7770万ドル)
・営業損益:-4000~-4600万ドル
(通期見通し)
・売上高:2.95~3.20億ドル(予想:3.08億ドル)
・営業損益:-1.15~-1.35億ドル(予想:-1.08億ドル)
【企業概要】
AIアプリケーションを迅速に展開できるSaaSアプリケーションを企業向けに提供する。AIアプリケーションの開発・展開・管理を簡素化できる自社のコア技術であるC3 AI Suiteに加え、業界やアプリケーション固有のターンキーAIソリューション、ノーコードソリューションも提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美