ゲームストップが決算受け下落 売上高が予想下回る=米国株個別
(NY時間09:54)(日本時間23:54)
ゲームストップ<GME> 14.35(-0.49 -3.27%)
ゲーム販売のゲームストップ<GME>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字は予想ほど膨らまなかったものの、売上高は予想を下回った。全部門に渡って減収となっている。
アナリストからは「売上高は予想を下回ったものの、コスト管理面では予想以上の成果を上げた」との声も出ている。ただ、物理的なビデオゲームの逆風は解消されておらず、コレクターズアイテムもプレッシャーに直面している。人員と店舗の適正規模化を認識しつつも、同社のビジネスモデルには引き続き重大なリスクがあるという。2024年の「ニンテンドー・スイッチ2」のリリースの可能性が目先のカタリストと見られている。
株価は取引開始直後に13.56ドルまで下落したものの、売り一巡後は買戻しも見られ、14ドル台半ばまで下げ渋っている。
(8-10月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-0.01ドル(予想:-0.08ドル)
・売上高:10.8億ドル(予想:11.8億ドル)
ハードウェアおよびアクセサリー:5.79億ドル
ソフトウェア:3.21億ドル
コレクターズアイテム:1.78億ドル
【企業概要】
米国・カナダ・オーストラリア・欧州において、ゲームやエンターテインメント製品をeコマースと店舗を通じて提供。ビデオゲーム機器、コントローラーやヘッドセット等のアクセサリー、ゲームソフト類のほか、映画業界やポップカルチャーをテーマとしたライセンス商品も販売。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美