習主席、EUを重要なパートナーと考えることに前向き
きょうは北京でEUと中国の首脳会談が行われた。習近平国家主席はEUのミシェル大統領および欧州委員会のフォンデアライエン委員長との会合で、「中国は質の高い発展と高度な開放を推進しており、EUを重要なパートナーと考えることに前向きだ」と述べた。「相互利益とウィンウィンの結果を追求し、産業およびサプライチェーンの協力で信頼できるパートナーとなることを期待している」とも語った。
一方、フォンデアライエン委員長は、貿易不均衡の悪化に関する重要な問題について双方が激しい議論を交わしたと述べた。「双方はハイレベル協議の中で共に深く掘り下げて行きたい異なる課題が複数あるとの見解で一致した」と語った。
習首席は会談中、中国とEUの双方にあらゆる干渉を排除するよう呼び掛けた。中国が最先端半導体の生産能力を開発するのを阻止しようとする米国に向けられたものと見られる。
フォンデアライエン委員長はXへの投稿で、会談では地政学的な摩擦が高まる世界の主要な課題を話し合うとともに、人的交流の拡大を約束し、バランスのとれた通商関係という共通の利益でも合意したと述べた。