株より現金を選好すべきとの声も 景気にかかわらず
米大手銀のストラテジストは、株より現金を選好すべきと述べている。中央銀行が大幅な利下げを行わない限り、経済がどうなろうと、株式やその他リスク資産のリスク・リワードは現金や債券に比べて芳しくないままだという。
現在の金融の引き締め具合では、リスク資産の持続的上昇は難しい一方で、リスク資産に調整が入るまでは緩和はないという身動きが取れない状況でもある。
これは金融緩和やリスク資産のより持続的上昇の以前に、2024年はまず、ある程度の相場下落やボラティリティーの高まりを想定しなくてはならないことを示唆しているという。5%以上の債券利回りは他の資産や戦略にとって、高パフォーマンスのハードルレートになるとも指摘している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美