このあと12月調査分のミシガン大消費者信頼感指数 前回と同水準が見込まれる
このあと日本時間0時に12月調査分のミシガン大消費者信頼感指数速報値が発表される。予想コンセンサスは61.5と前回と同水準が見込まれている。ガソリン価格の下落は家計にとっては心強いかもしれないが、消費者はホリデーシーズンのバーゲンにほとんど感心を示さず、小売業者も値引きを行っていた。米小売業界はブラック・フライデーとサイバー・マンデーの出足が好調だったと述べているが、店舗に足を運んだ消費者は以前よりも少なく、買い物客がホリデー関連の支出に費やした金額も昨年とほぼ同額だったという。そのような中で、今年高まった米消費者のセンチメントは低下傾向が継続していると見ているようだ。
また、米消費者のインフレ期待も注目を集めている。第3四半期には期待が収まっていた傾向もあったが、第4四半期に入って再び上昇傾向を見せている。ただ、今回は前回から低下が見込まれている模様。
なお、ミシガン大学消費者信頼感指数は500件のサンプルによるアンケート調査をもとに算出されるが、速報段階では300件の調査をもとに発表される。
*ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(12月)0:00
予想 61.5 前回 61.3
・1年先のインフレ期待
予想 4.3% 前回 4.5%
・5-10年先のインフレ期待
予想 3.1% 前回 3.2%
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美