ブルーバード・バイオが一転急落 ライフジニアに「枠付き警告」を記載=米国株個別
(NY時間14:06)(日本時間04:06)
ブルーバード・バイオ<BLUE> 3.21(-1.61 -33.37%)
遺伝子治療の研究開発を手掛けるブルーバード・バイオ<BLUE>に一転売りが強まっている。本日はアナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価も従来の3ドルから7ドルに引き上げたことを材料に序盤は買いが強まっていた。
しかし、その後に12歳以上の鎌状赤血球症患者を対象とした細胞ベースの遺伝子治療薬「ライフジニア」の承認をFDAから取得したと発表した後に急落した。承認の条件に同薬のラベルの安全性情報に、血液悪性腫瘍に関する「枠付き警告」を記載することが含まれている点が嫌気されている模様。
同社は米国におけるライフジニアの卸売販売価格を310万ドルに設定し、鎌状赤血球症患者の80%をカバーする商業支払者及び15歳以上のメディケイド機関と協議を進めているという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美