話題株ピックアップ【夕刊】(3):HEROZ、アルトナー、山岡家
■HEROZ <4382> 1,575円 +300 円 (+23.5%) ストップ高 本日終値
HEROZ<4382>がストップ高。前週末8日の取引終了後に発表した第2四半期累計(5~10月)連結決算で、売上高23億3500万円(前年同期比3.1倍)、営業利益2億5200万円(同6.7倍)、最終損益3000万円の赤字(前年同期5億1300万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感された。主力のAI/DX事業で、LLM(大規模言語モデル)を含むAIに関する投資の拡大や注目度向上を受けて案件数・引き合いの増加や大型案件の獲得などがあり、BtoB領域の収益が大幅に拡大したほか、BtoC領域も藤井聡太竜王・名人による史上初の8冠獲得に伴う将棋ブームを追い風に安定した収益を上げた。また、AI Security事業で顧客数が継続的に増加したことも寄与した。なお、24年4月期通期業績予想は、売上高48億円(前期比61.0%増)、営業利益4億円(同55.1%増)、最終利益3000万円(前期5億7400万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
■アルトナー <2163> 1,978円 +252 円 (+14.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
アルトナー<2163>が急反発し、9月13日につけた年初来高値1945円を一気に更新してきた。前週末8日の取引終了後、24年1月期単独業績予想について、売上高を97億9700万円から100億4900万円(前期比8.7%増)へ、営業利益を13億2500万円から15億2600万円(同27.8%増)へ、純利益を9億2000万円から10億6100万円(同18.6%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を32円から37円50銭へ引き上げたことが好感された。キャリア採用の進捗が遅れたものの、技術者単価の上昇や新卒技術者の前倒し配属の影響により第3四半期累計(2~10月)決算が増収増益となったことに加えて、第4四半期以降も来期に向けて引き続き技術者要請が高まると予想されることが要因としている。なお、年間配当予想は75円(前期60円)となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高75億5300万円(前年同期比9.6%増)、営業利益11億6600万円(同25.0%増)、純利益8億2000万円(同25.6%増)だった。
■丸千代山岡家 <3399> 3,095円 +285 円 (+10.1%) 本日終値
丸千代山岡家<3399>が続急伸。前週末8日の取引終了後に発表した11月度売上高速報で、既存店売上高が前年同月比34.5%増と20カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同30.0%増と大幅に伸びたことが牽引した。また、客単価も同3.4%増だった。
■ベステラ <1433> 1,067円 +67 円 (+6.7%) 本日終値
ベステラ<1433>が急反発。前週末8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2~10月)連結決算が、売上高58億6200万円(前年同期比51.7%増)、営業利益1億円(前年同期700万円)、最終利益1億100万円(前年同期比6.0倍)となったことが好感された。新規の大型工事の受注・引き合いが好調に推移し、受注工事の着工時期が第2四半期以降に集中したことや、新たにグループに加わったオダコーポレーション及びTOKENとのシナジーにより売上高は第3四半期として過去最高を更新した。また、大型の進行基準工事の順調な進捗が利益を押し上げた。24年1月期通期業績予想は、売上高80億円(前期比46.6%増)、営業利益2億1000万円(前期2億1500万円の赤字)、最終利益1億9500万円(同6400万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。
■光・彩 <7878> 2,787円 +152 円 (+5.8%) 本日終値
光・彩<7878>が5営業日ぶりに反発。同社は8日取引終了後、24年1月期第3四半期累計(2~10月)の単独決算を発表。経常利益は前年同期比60.1%増の7100万円となり、通期計画8000万円に対する進捗率は88%超に達した。売上高は同1.5%増の25億9200万円で着地。製造原価上昇分の販売価格への転嫁、製造経費などコストの削減、生産体制の構築・強化を進めるなど各種施策に取り組んだことが奏功した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
■メディアシーク <4824> 310円 +16 円 (+5.4%) 本日終値
メディアシーク<4824>が大幅続伸。同社はきょう午前9時ごろ、24年7月期第2四半期累計(23年8月~24年1月)の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の2100万円から3200万円(前年同期比22.0%増)に引き上げた。売上高予想は4億5900万円から4億7500万円(同12.7%増)に上方修正。オンラインプラットフォーム「マイクラス」の受注が引き続き好調なことが主な要因だとしている。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
■セレス <3696> 1,059円 +54 円 (+5.4%) 本日終値
セレス<3696>が急伸。日本最大のポイントサイトや自社アフィリエイトを運営するほか、暗号資産販売所も展開している。暗号資産は苦戦しているものの、ここ最近のビットコイン価格の急騰で風向きが変わっている。ビットコイン価格は1年半ぶりに4万ドル大台を回復し、直近で4万4000ドル台をつけるなど上昇基調が鮮明となっている。そうしたなか、東京株式市場でもビットコイン関連銘柄の一角に位置する同社株への投資資金攻勢が観測される状況にある。
■イマジカG <6879> 670円 +25 円 (+3.9%) 本日終値
IMAGICA GROUP<6879>が続伸。午前10時ごろ、子会社フォトロンが、拠点間映像伝送ゲートウェイサービス「Photron Live Cloud Service」の新サービスとして、海外拠点との高品質かつ低遅延な映像伝送を簡単に実現するサービスの提供を開始したと発表しており、好材料視された。フォトロンでは、インターネット回線で映像・音声を伝送するための規格である「SRTプロトコル」を利用した、手軽で高品質かつ低遅延な映像伝送を定額で実現するサービス「Photron Live Cloud Service」の開発・提供を行っており、これまでは国内拠点間での映像伝送向けにサービスを提供してきた。そのなかで、中継映像を手軽・安全に国内/海外から海外/国内へ伝送したいというニーズがあったことから、フォトロンでは新サービスの開発に取り組んでおり、12月から国内拠点間の映像伝送サービスプランに追加して新たに海外拠点間も含めた「海外映像伝送」サービスの提供を開始することになったとしている。
■幸楽苑ホールディングス <7554> 1,175円 +40 円 (+3.5%) 本日終値
幸楽苑ホールディングス<7554>が続伸。前週末8日の取引終了後に発表した11月度の売上速報で、国内直営店の既存店売上高が前年同月比13.6%増と6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。
■KIYOラーニング <7353> 927円 +21 円 (+2.3%) 本日終値
KIYOラーニング<7353>が5日ぶりに反発。午後2時ごろ、米オープンAI社が11月に発表した新たなGPTモデル「GPT-4 Turbo」に対応した法人向け生成AIサービス「AirCourse AIナレッジ」を正式リリースしたと発表しており、好材料視された。「AirCourse AIナレッジ」は、法人企業が安心して導入でき、はじめて利用する社員も簡単に日常業務に活用できるようにデザインされた生成AIサービス。利用する都度、4種類あるGPTモデル(GPT-4-32k、GPT-4-8k、GPT-4 Turbo、GPT-3.5 Turbo)から最適なモデルを選択して利用することができるのが特徴としている。
●ストップ高銘柄
アウンコンサルティング <2459> 248円 +50 円 (+25.3%) ストップ高 本日終値
麻生フオームクリート <1730> 640円 +100 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
QPS研究所 <5595> 960円 +150 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
遠藤製作所 <7841> 1,049円 +150 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
ラクオリア創薬 <4579> 706円 -150 円 (-17.5%) ストップ安 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース