パラマウントが反落 M&Aのニュースが再び伝わる=米国株個別
(NY時間14:12)(日本時間04:12)
パラマウント・グローバル<PARA> 16.23(-0.62 -3.68%)
パラマウント・グローバル<PARA>が下落。NYタイムズ紙が、メディア界の大物レッドストーン氏が同社の親会社であるナショナル・アミューズメンツの支配的株式を売却する交渉に入っていると報じた。ナショナル・アミューズメンツは同社株の77%を保有しているが、レッドストーン氏はここ数週間、映画製作のスカイダンスと交渉を行っているという。先週末に一部芸能専門メディアで観測報道が伝わり、株価上昇していたが、きょうは戻り売りに押されている。
実現は難しいとの指摘もある一方で、アナリストからは同社はM&Aのニュースの賑わすであろうが、実現した場合に一般株主にどのような利益をもたらすかについては不透明なところも多いとの指摘も出ていた。また、別のアナリストは、取引が成立する可能性は十分にあると見ているが、潜在的な取引には大きなタイミングリスクと複雑性があるとの見方も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美