アイル---1Qは2ケタ増収増益で四半期最高記録を更新

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2023年12月12日 10時06分

アイル<3854>は8日、2024年7月期第1四半期(23年8月?10月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.1%増の42.85億円、営業利益が同56.8%増の11.42億円、経常利益が同56.6%増の11.46億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同58.9%増の7.46億円となった。

同社グループは、ITの有効活用が必要な中堅・中小企業顧客の経営課題を解決するための商材を「リアル」と「Web」の両面から開発・提案し、顧客の企業力強化を図ることを「CROSS-OVER シナジー」戦略とし取り組んできた。「CROSS-OVER シナジー」戦略は、独自の提案スタイルで、「リアル」と「Web」それぞれの商材を複合的に提案することで、顧客の業務効率と販売力強化を実現するものであり、同社グループにとって商談時の競合力を強化するだけでなく、顧客満足度も向上させるものとしている。この戦略効果により、同社グループが重視するストック型ビジネス商材の販売実績が大きく伸長し、利益体質の強化が図られている。

販売実績については、「リアル」面では、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の商品力の強化を、業種別に継続して進め、販売面でもパートナー企業との連携に加え、豊富な業種別の導入事例をもとに顧客毎に最適なシステム活用方法を提案することで、受注実績も堅調に推移した。収益面についても、生産性向上による案件回転率の高まりで売上高は増加した。また、ストック売上高の増加やパッケージの機能強化、生産性向上による売上総利益率の向上等により各段階利益も前四半期累計期間の業績を上回る結果となり、全社実績を牽引した「Web」面では、複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL」について、新たなネットショップとの連携開発を継続して取り組んできた。今後も、複数モールとの連携機能強化を行うとともに、後継サービス「BACKYARD」のリリースやサービスショールーム「BACKYARD TOKYO」のオープン等先行投資を継続することで、中長期的に販売実績を伸ばしていくとしている。また、ネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理クラウドサービス「CROSS POINT」も、販売実績を伸ばしている。当四半期累計期間も、継続して製品の開発に注力しており、研究開発費0.14億円を計上している。島根県松江市の研究開発拠点「アイル松江ラボ」においては、プログラミング言語「Ruby」によるシステム強化の活動を本格的に始動しており、今後も研究開発人員を増加し、研究開発活動の強化を図っていくとしている。

2024年7月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.1%増の169.00億円、営業利益が同12.8%増の40.00億円、経常利益が同12.8%増の40.26億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.5%増の26.83億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

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