米国株見通し:上げ渋りか、インフレ高止まりに警戒も

市況
2023年12月12日 13時42分

(13時30分現在)

S&P500先物      4,680.50(+2.00)

ナスダック100先物  16,470.25(+20.25)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は15ドル高。長期金利は弱含み、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。

11日の主要3指数は3日続伸。ナスダックとS&Pは後半に持ち直し、序盤から堅調のダウは157ドル高の36404ドルと年初来高値を連日更新した。強い雇用統計を受け、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測は後退。ただ、一段の引き締めへの思惑を弱めたことから長期金利は低下し、買戻しが相場を押し上げた。この日の米国債入札が不調と受け止められたことも金利安を支援し、指数は終盤にかけて上昇基調を強めた。

本日は上げ渋りか。今晩発表の消費者物価指数(CPI)は総合が前回から伸びが鈍化すると予想され、金利安なら買いが入りやすい。ただ、コア指数が前回からほぼ横ばいなら、インフレ高止まりで現行政策の長期化をにらんだ金利高・株安が想定される。もっとも、本日から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策内容や当局者の金利見通し、FRB議長発言を見極めるムードとなり、CPI発表後は積極的な取引は手控えられそうだ。

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.