本日注目すべき【好決算】銘柄 博展、クイック、ハークスレイ (12日大引け後 発表分)
12月12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
博展 <2173> [東証Ｇ] ★今期経常を88％上方修正、配当も5円増額
◆23年12月期(9ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の3.7億円→6.9億円に87.8％上方修正した。リアルイベント分野の市場が引き続き盛況で、受注納品活動が想定を大きく上回ることが寄与。BtoCマーケティング領域の大型展示会案件の増加に加え、外注費の抑制やコスト管理の強化も上振れに貢献する。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→20円(前期は20円)に大幅増額修正した。配当利回りは4.40％に上昇。
ＹＫＴ <2693> [東証Ｓ] ★今期配当を5円増額修正
◆23年12月期の期末一括配当を従来計画の5円→10円(前期は8円)に大幅増額修正した。創業100周年記念配当5円を実施する。配当利回りは3.85％に上昇。権利付き最終日の27日を間近に控え、権利取りを狙う買いなどが期待される。
ＳＹＳＨＤ <3988> [東証Ｓ] ★8-10月期(1Q)経常は71％増益で着地
◆24年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比70.9％増の1.3億円に拡大して着地。社会情報インフラ・ソリューションの堅調な受注推移や技術者の稼働人数増加に加え、前期に買収した子会社の業績上積みが寄与し、40.0％の大幅増収を達成した。M&A関連費用がなくなったほか、為替差益の計上なども利益拡大につながった。
大倉工 <4221> [東証Ｐ] ★今期配当を10円増額修正
◆23年12月期の期末一括配当を従来計画の85円→95円(前期は85円)に増額修正した。通期の業績見通しや財政状況などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。配当利回りは3.58％に上昇。権利付き最終日の27日を間近に控え、権利取りを狙う買いなどが期待される。
クイック <4318> [東証Ｐ] ★今期配当を18円増額修正
◆24年3月期の年間配当を従来計画の72円→90円(前期は70円)に増額修正した。配当性向のメドを従来の40％程度→50％程度へ引き上げることが増額の背景。配当利回りは4.30％に上昇。
ハークスレイ <7561> [東証Ｓ] ★今期経常を46％上方修正
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の17.5億円→25.6億円に46.3％上方修正。増益率が10.8％増→62.2％増に拡大する見通しとなった。8月に上期業績予想を上方修正したが、その後も全セグメントの業績が順調に進捗していることを反映した。
株探ニュース
