ハーツ・グローバルが下落　アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ　いくつかの逆風に直面＝米国株個別

（NY時間09:48）（日本時間23:48）

ハーツ・グローバル<HTZ>　8.66（-0.21　-2.37%）

レンタカーのハーツ・グローバル<HTZ>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げたうえで、目標株価を取り下げている。同社は２０２４年にいくつかの逆風に直面すると説明。電気自動車（ＥＶ）へのイニシアチブの継続的な課題、車両金利費用の増加、１ユニットあたりの減価償却費の増加などを挙げ、アナリスト自身の２４年の予想ＥＢＩＴＤＡを従来の１２．１５億ドルから８．２３億ドルに引き下げたという。

ＥＶのイニシアチブについては、期待通りの実績が得られないとし、年間３億ドル以上の逆風が吹くと予想。車両保有台数は前年比横ばいの約５４万５０００台、２０２４年には自社株買いを一時停止するとも予想した。

【企業概要】

世界の直営店・認可店・フランチャイズ加盟店で車両レンタル事業を展開する他、車両の販売やカーシェアリング事業も手掛ける。複数のブランドで、顧客に様々な価格帯・サービス内容・商品のレンタルサービスを提供するとともに、車両メンテナンスやバックオフィス機能の統合等でブランド間のシナジー効果を実現。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美