【市場反応】ドル大幅続落、FOMC予想通り3会合連続で金利捨え置き、来年の利下げ見通し強める
連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)5.25-5.50%に据え置くことを決定。3会合連続となる。
声明は前回とほぼ変わらなかったが、予測でスタッフが24年の75ベーシスポイントの利下げを予想していることが明らかになったほか、PCEやコアPCEの見通しが引き下げられたため、利下げ観測がより強まった。
結果を受けて米国債利回りは低下、ドル売りも加速した。また、株式相場は急伸。ドル・円は145円71銭から143円70銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0780ドルから1.0871ドルまで急伸した。ポンド・ドルは1.2500ドルから1.2602ドルまで上昇。
【金融政策】
・米連邦公開市場委員会(FOMC)
・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を5.25-5.50%に据え置き決定
連邦公開市場委員会(FOMC)
「インフレは鈍化も依然高い」
「経済成長は第3四半期の強いペースから減速した」
「引き続きインフレリスクに気を配る」
「信用状況の引き締まりが経済活動の重しとなる可能性が強い」
「全会一致で決定」
「追加引き締め必要かを見直す」
《KY》