12月13日のNY為替概況

市況
2023年12月14日 5時16分

13日のニューヨーク外為市場でドル・円は145円72銭から142円65銭まで下落し、引けた。

米11月生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったほか、連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り政策金利を3会合連続で据え置くことを決定したと同時に、スタッフ予測で金利やPCE、コアPCEが大幅引き下げられたため、利下げ観測が急速に強まった。パウエル議長も会見で、今回の会合で利下げのタイミングも協議したことを明らかにすると、長期金利がさらに低下し、ドルも続落。

ユーロ・ドルは1.0780ドルから1.0896ドルまで上昇し、引けた。

ユーロ・円は157円18銭から155円62銭まで下落。

ポンド・ドルは1.2500ドルへ下落後、1.2631ドルまで上昇。英国10月国内総生産(GDP)が予想以上に悪化したため、英中銀の来年の1%利下げも織り込まれ、ポンド売りとなったのち、FOMCを受けたドル売りに大幅反発。

ドル・スイスは0.8780フランから0.8695フランまで下落した。

【経済指標】

・米・11月生産者物価指数:前月比0%(予想:0.0%、10月:-0.4%←-0.5%)

・米・11月生産者物価コア指数:前月比0%(予想:+0.2%、10月:0.0%)

・米・11月生産者物価指数:前年比+0.9%(予想:+1.0%、10月:+1.2%←+1.3%)

・米・11月生産者物価コア指数:前年比+2.0%(予想:+2.2%、10月:+2.3%←+2.4%)

【金融政策】

・米連邦公開市場委員会(FOMC)

・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を5.25-5.50%に据え置き決定

《KY》

提供:フィスコ

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