本日注目すべき【好決算】銘柄 スマレジ、グッドコムA、ウェルライ (13日大引け後 発表分)
12月13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
スマレジ <4431> [東証G] ★今期経常を43%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆24年4月期の経常利益(非連結)を従来予想の9.1億円→13億円に42.6%上方修正。増益率が2.0%増→45.4%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。スマレジ(POS)などのクラウドサービス全体が好調に推移していることに加え、来期に見込んでいた新紙幣対応特需(自動釣銭機のシステム改造)の早期発生が収益を押し上げる。効率を重視した広告宣伝費の大幅な見直しも上振れにつながる。
グッドコムA <3475> [東証P] ★今期経常は2.6倍増で2期ぶり最高益、1円増配へ
◆23年10月期の連結経常利益は前の期比58.8%減の17.8億円に落ち込んだものの、続く24年10月期は前期比2.6倍の46.7億円にV字回復し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期から期ずれした1棟販売(23物件1190戸)を個人投資家を中心に販売するほか、REIT向けの拡大なども寄与し、3.2倍の大幅増収を見込む。
併せて、年間配当は前期比1円増の36円に増配する方針とした。
ネオジャパン <3921> [東証P] ★今期経常を26%上方修正
◆24年1月期の連結経常利益を従来予想の9.5億円→12億円に26.3%上方修正。減益率が28.8%減→10.0%減に縮小する見通しとなった。足もとでソフトウェア事業におけるプロダクト販売が堅調に推移したことに加え、システム開発サービス事業の回復傾向が継続したことを反映した。
スキヤキ <3995> [東証G] ★今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆24年1月期の連結経常利益を従来予想の2億8000万円→3億3500万円に19.6%上方修正。増益率が18.6%増→41.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ファンクラブサービス、ECサービス、MD及びイベント制作などが好調に進捗していることが要因。物流コストや広告宣伝費、販売促進費、人件費が想定を下回ることも上振れに貢献する。
一方、貸倒引当金繰入額の計上や法人税の増加を踏まえ、最終利益は2億2300万円→2億円(前期比3.7倍)に下方修正した。
モイ <5031> [東証G] ★2-10月期(3Q累計)経常は87%増益・通期計画を超過
◆24年1月期第3四半期累計(2-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比86.7%増の1億4000万円に拡大して着地。ライブ配信サービス「ツイキャス」のポイント販売売上は減少したものの、マーケティング費用の第4四半期への集中や決済手数料の減少によって利益は大幅に増加した。
通期計画の7400万円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。
オーエムツー <7614> [東証S] ★今期経常を23%増益に上方修正
◆24年1月期の連結経常利益を従来予想の15.4億円→18.5億円に20.1%上方修正。増益率が2.3%増→22.8%増に拡大する見通しとなった。外食業におけるインバウンドやパーティー需要が売上増加に寄与するほか、不採算店の閉鎖や経費効率化の進展なども上振れに貢献する。
ナレルG <9163> [東証G] ★今期最終は10%増で4期連続最高益、15円増配へ
◆23年10月期の連結最終利益は前の期比40.2%増の17.4億円に拡大して着地。続く24年10月期も前期比10.3%増の19.2億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は人手不足や高齢化が深刻化する建設業で技術者人材の旺盛な需要が継続する中、21.3%の大幅増収を見込む。更なる成長に向けて採用人数の増加と退職率の低減に重点的に取り組む方針。
併せて、今期の年間配当は前期比15円増の110円に増配する方針とした。配当利回りは4.33%に上昇。
ウェルライ <9565> [東証G] ★今期経常は150倍増益へ
◆23年10月期の連結経常損益は前の期非連結比99.6%減の100万円に落ち込んだものの、続く24年10月期の同利益は前期比150倍の1億5000万円に回復する見通しとなった。今期はクライアントワークサービスでeスポーツの大会企画・運営を中心にコンサルティング事業を強化するほか、ブランドプロデュースサービスではゲーム・eスポーツに関わるIPブランドの活用や自社ブランドの創出を目指す。
株探ニュース