今日の為替市場ポイント:米国金利の先安観台頭でドル売り継続の可能性

通貨
2023年12月14日 8時14分

13日のドル・円は、東京市場では145円19銭から145円99銭まで反発。欧米市場では145円95銭から142円65銭まで反落し、142円90銭で取引終了。本日14日のドル・円は主に142円台で推移か。米国金利の先安観が台頭しており、リスク回避の米ドル売り・円買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

12月12-13日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で、主要政策金利を据え置くことが全会一致で決定されたが、2024年に複数回の利下げが実施されるとの見通しが提示された。2024年については合計で0.75ポイントの利下げが予測され、2024年末時点でのFF金利の予測中央値は4.6%。米国経済が適度に減速することが前提となっているようだ。米政策金利は長期的に2.5%程度まで低下すると想定されている。

利下げ開始時期について金融市場では2024年5月開催のFOMC会合となる可能性が高いと予想している。ただし、今後提供される経済指標次第で利下げ開始時期は後ずれする可能性があるため、米長期金利やドルの見通しについては予断を許さない状況が続くことになりそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

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