ニトリHD・セリアが堅調推移、FOMC後の1ドル=142円台への円高進行で
ニトリホールディングス<9843>やセリア<2782>が堅調に推移している。米連邦準備制度理事会(FRB)は13日まで米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。政策金利は市場の予想通り据え置かれたが、FOMC終了後に公表されたメンバーの政策金利見通し(ドット・チャート)において中央値は2024年末で4.6%と、9月時点の見通し(5.1%)から切り下がり、0.25%幅で年3回の利下げの実施が示唆される水準となった。更にパウエル議長は会見で利下げのタイミングについて協議したことも明らかにし、米長期金利が大きく低下。日米金利差が縮小するとの見方からドル売り・円買いの流れとなり、ドル円相場は1ドル=142円台まで急速にドル安・円高が進行した。円高メリット関連銘柄に対しては業績上振れ期待を高める格好となり、物色の矛先が向かったようだ。ワークマン<7564>や神戸物産<3038>も高い。