三井ハイテクは一時10%超高、2~10月期純利益が通期計画上回る
三井ハイテック<6966>は4日続伸。一時10%超高の8020円まで上昇した。13日の取引終了後に2~10月期決算を発表し、売上高は前年同期比10.0%増の1440億7800万円、純利益は同30.6%減の117億6500万円だった。大幅減益となったものの通期の純利益計画(117億円)を上回ったことから、過度な業績懸念が和らぎ買いを誘ったようだ。
電動車向け駆動・発電用モーターコアの堅調な需要を受け電機部品事業が大きく伸び、売上高に貢献した。一方、民生・情報端末向け半導体の最終需要低迷に伴う在庫調整により電子部品事業が落ち込み、これが全体の利益を押し下げた。営業外では為替差益の増加があった。なお、通期の増収減益見通しに変更はない。