ダウ平均は小幅ながらも最高値更新 米10年債が4%割れ=米国株序盤

市況
2023年12月15日 1時00分

NY株式14日(NY時間10:50)(日本時間00:50)

ダウ平均   37174.65(+84.41 +0.23%)

ナスダック   14765.14(+31.18 +0.21%)

CME日経平均先物 32625(大証終比:-205 -0.63%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅ながらも最高値を更新している。前日のFOMCを受けて米株式市場のムードは高まっている。FRBが想定外のハト派姿勢に転じたことは、来年に向けて米株式市場を支援するとの見方を市場は強めている模様。

米10年債利回りが8月以来の4%割れとなっており、銀行株や自動車株、住宅関連株などに物色の矛先が向かっているようだ。しかし、急速な上昇にさすがに高値警戒感も出ており、ダウ平均は伸び悩む動きも出ている。ただ、いまのところプラス圏は維持している状況。 

FRBは、前日の来年3回の利下げを行う可能性を示唆したほか、これまでの追加利上げの可能性を示す文言も変更し、一足早いクリスマスプレゼントを株式市場に与えたようだ。

なお、この日発表の11月の米小売売上高は予想外の増加を示し、個人消費の底堅さを示したものの、FOMC直後とあって小幅な反応に留まっている。むしろ、景気の底堅さを好感している面もあるようだ。

「FRBのコメントはソフトランディングへの道筋が見えてきたという事実を示すものだ。過去6週間とパウエル発言後の相場上昇は正当化されると考えている」との声も出ている。

アドビ<ADBE>が下落。前日引け後に決算を発表し、24年度の通期見通しが各指標とも予想を下回り、新たなAIツールが業績を押し上げると期待していた投資家を失望させた格好。また、米連邦取引委員会(FTC)が同社のユーザーに対する解約慣行を調査していることを明らかにした。

ワクチンのモデルナ<MRNA>が大幅高。メルク<MRK>と開発した個別化ワクチンについて、進行した皮膚がんの再発を3年間防ぐ効果があるとの新たな研究結果が明らかにされた。

アドビ<ADBE> 585.35(-38.91 -6.23%)

モデルナ<MRNA> 87.76(+9.16 +11.65%)

レナー<LEN> 152.43(+7.27 +5.01%)

DRホートン<DHI> 150.47(+6.30 +4.37%)

KBホーム<KBH> 61.37(+3.49 +6.03%)

アップル<AAPL> 199.03(+1.07 +0.54%)

マイクロソフト<MSFT> 368.33(-6.04 -1.61%)

アマゾン<AMZN> 148.17(-0.68 -0.45%)

アルファベットC<GOOG> 132.38(-1.60 -1.19%)

テスラ<TSLA> 247.25(+7.96 +3.33%)

メタ・プラットフォームズ<META> 329.07(-5.67 -1.69%)

AMD<AMD> 139.34(+1.15 +0.83%)

エヌビディア<NVDA> 479.97(-0.92 -0.19%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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